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林 俊展について

3月12日より林俊展が始まります。 まずはじめに、この度NPO法人ARTS SHIKOKU理事の着任に合わせ、個展を開催させていただくこと、関係者の皆様に感謝申し上げます。 本展において用意したプログラムは大きく分けて3つあります。 まず一つめにARTS SHIKOKUの新拠点であるマチラボです。マチラボは木材倉庫を部分的に改修し、地域へ開くことを前提として計画されました。その中で地域のメンバーと協働しながら、プロジェクトは進められ、シェアオフィス+ギャラリーとしての機能を持ちながら、ローカルにおけるアートプロジェクトが今後どのような視座を持ち得るのかを思考し続ける、ある種の実験場としての役割をもっているのが特徴です。 2つめは新作を含む作品展示です。2020年より制作を開始した高圧ガスによる作品と、倉庫内のクレーンを組み込んだインスタレーションを展開します。制作はマチラボの別館となるアトリエスペースで行われ、僕がアトリエで活動する限り、作品、制作風景などは地域へ公開する予定です。 そして本展で僕が最も重要視しているプロジェクトが3つめにあたります。 プロジェクトの名前はまだ決めていません。本質的には、おそらく名前など要らないのでしょう。 いま、これをお読みの皆さんの中にはもう既にプロジェクトに関わっていただいた方もいるかもしれません。 私がまずこの地でしたいことは、対話です。 「地域創生アート」は全国に山ほどあります。けれど、僕がしたいのはそんなものではありません。 私は小松島に移住する前に、「自由になんでも撮って」と記載したマニュアルとカメラを同梱したパッケージを5つ、徳島に送り込みました。そしてそのカメラは私の知らない徳島の人々に渡るようにNPOのメンバーに伝え、拡散してもらいました。 本展ではそのカメラで撮られた成果物が発表されるわけです。わたしもまだ内容を知りません。 どのような内容で、なぜそれを、なぜあなたが撮ったのか、それを対話を通して共に明らかにしていくのがこのプロジェクトの本質であり、ARTSSHIKOKUにおける、私の役割だと考えています。 本展LIGHT OF THE DEAD は作家としての個展であると同時に、僕らARTS SHIKOKUによる、みなさんへの投げかけ、問いかけの第一投でもあります。僕らのメッセージを受け取ってくれたあなた、それを避けるも、無視するも、自由です。けれど欲を言えば、あなただけのフォームで、直球で、投げ返しをしてくれることを僕らは楽しみに待っています。 林 俊 Yoko Miura

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